ミュージカル「三銃士」

ルイ13世の誘拐、そして、ダルタニャンのパリ出発

貴族の仮面舞踏会中、リシュリー公のスパイであるミラディが魅惑的なダンスと歌で、ルイ13世を誘惑し誘拐する。一方、ダルタニャンは、父のような銃士になるためにパリへと出発し、到着してパリの街の様子に感激している間に、ある少年にカバンを盗まれ、捕まえようとしたところで、三人の銃士と出会う事になる。

三人の銃士、コンスタンスとの出会い

出逢った三人の銃士は、有名三銃士のアトス、アラミス、ポルトスだった。三人は、ダルタニャンを田舎者扱いされ、名誉をかけた決闘を約束する。決闘の日、三銃士とダルタニャンが戦う正にその瞬間、パリ最高権力家リシュリー公の近衛兵達が突然現れ口論になったあげく、決闘し勝利する。ダルタニャンと三銃士は、勝利を祝い酒宴をあげる。そんな中、ダルタニャンは、そこで天使のような女性コンスタンスと恋に堕ちるが、酒宴が終わる頃にコンスタンスが誘拐される。誘拐犯がリシュリー公のスパイであるミラディと分かり、ダルタニャンと三銃士は、力を合わせてリシュリー公の陰謀を暴こうと決意。

コンスタンスとルイ13世救出

アラミスがミラディの侍女を誘惑し、アトスがミラディに近づき、黄金の兜をかぶった男がルイ13世と言う事を知り、コンスタンスも同じ収容所に監禁されている事が分かる。2人を救い出すため、政治犯収容所に向かうダルタニャンと三銃士。監獄が乱闘の末めちゃくちゃとなってしまい、アトスはミラディスを救い出そうとする。その瞬間に、監獄が崩れ始め、ミラディはダルタニャンに機密文書を渡し、リシュリー公のネックレスが王号の兜を開ける鍵と告げ、監獄は完全に崩れる。

All for One, and One for All(一人は皆の為に、皆は一人の為に)

リシュリー公とルイ13世は双子として生まれ、王は1人と先代の意思によりリシュリー公は、鉄の仮面をかぶらされたまま10年間監獄で過ごしていた。ルイ13世、リシュリー公の誕生日の日、貴族達の前で演説を始め、リシュリー公が持病で亡くなったが、称えるため銃士隊を解散し、リシュリー公の近衛兵達を王の近衛兵にする事を発表する。が、その瞬間に、ダルタニャンと黄金の兜をかぶるルイ13世があらわれる、偽物である事を明かす。リシュリー公がルイ13世を人質にし逃げ、追いかけるダルタニャンに銃を撃つが、黒いマントを着たミラディがリシュリー公の背中に剣をさす。その後、アトスは銃士隊隊長に、ダルタニャンを銃士として任命。アトス、アラミス、ポルトス、そしてダルタニャンが、剣を掲げて叫ぶ、『All for One, and One for All』！！！