スペインの冠婚葬祭
■スペインの結婚式
スペインの結婚式は、裁判所または市役所で婚姻届の提出のみをする『民事婚』と、カトリック教会で神の前で結婚の契りを交わす『教会婚』の2種類がある。
*教会婚
1.手続き
・カップルが同一教区内に住み、その教区教会(Parroquia)で式を挙げる場合は、2人で一緒に主任司祭(Pa’rroco)に
・挙式希望日時を通知して許可を受ける。別の教区の場合は各々の主任司祭にその旨届ける必要がある。
・挙式予定教会で司祭による講習会を証人2名と共に受ける。
・教会の掲示板で婚姻の公表(amonestaciones)を行う。
・挙式当日に両者と証人のサインで婚姻は正式発効。
・家族手帳(Libro de familia)は後日に登記所(Registro Civil)で受け取る。
2.必要書類
・身分証明書(Pasaporte,DNI、Permiso de residencia)
・洗礼証明書(Partida de bautismo)
・戸籍謄本(出生証明)、家族手帳(Libro de familia スペイン人の場合)
・講習会受講証明書
*民事婚
必要書類
・身分証明書(Pasaporte、DNI,Permiso de residencia)
・戸籍謄本(出生証明)
・独身証明(具備証明)
・居住証明(Certificado de Empadronamiento)
■結婚式当日の流れ(教会婚)
教会にて結婚式
↓
教会の外で挨拶、ライスシャワー、記念撮影
↓
レストランなどに移動し、お祭りの様な披露宴
・料理はフルコース
・ブーケトス、ガータートス
・ケーキカット
・ダンスタイム
など・・・
*結婚式は夕方や夜から始まることが多く、披露宴の終了時間は翌日午前3時ごろになることも多い!
■結婚式の贈り物
カタログから選ぶタイプ | 友達 |
現金 | 友達、年上、親戚、近所の人へ |
■スペインのお葬式
カトリックの国スペインは、土葬がほとんどで、最近では火葬する人もいるがまだまだ少なく、全体の10%ほど。
喪服はなく、地味目の普段着なら問題ない。
日本のお通夜にあたる儀式が市営の葬儀場で行われ、友人や親族が参列する。
お香典はなく、葬儀場では参列者に食事などは出ない。
- この記事と同じテーマ(スペイン・伝統・行事)の記事に11名の編集者が参加しました!