旧市街の東端にある美術館
エル・グレコの作品が充実している「サンタ・クルス美術館」。旧市街の東端に位置する。元は病院だった建物は中庭があり、安らぎを感じられる。トレド大司教だったメンドーサの遺志を引き継ぎ、イサベル女王が完成させた建物である。ゴシック様式の建物に、ルネサンス様式の白い浮き彫りが施されたプラテレスコ様式の典型だ。スペイン・ルネサンスといわれるもので、建物自体、見ていて美しい。所蔵作品はおもに16世紀のスペイン黄金時代のものだ。グレコの作品のほか、リベーラやゴヤ、フランドルのタペストリーなどが展示してある。階段で二階に上ると、陶器などのコレクションも多数ある。また、考古博物館も設けられている。
グレコの作品が好きな人は必見の場所だろう。入場料は無料なので、ぜひ立ち寄ってみよう。
サンタ・クルス美術館の楽しみ方
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