最後のモンタネール作品で世界遺産にもなっている
1902年から1930年にかけて建築された「サン・パウ病院」。銀行家であるパウ・ジルの遺産を投じ、20世紀の天才建築家ドメネク・イ・モンタネールが設計を手がけた。しかし、彼は建設途中の1923年に亡くななったため、彼の意思は息子に引き継がれた。14万5000㎡という広大な敷地に48棟の建物が建ち、病棟はムデハル様式となっている。建物のいたるところにはステンドグラスや彫刻、タイルなどが施され「芸術には人を癒す力がある」というドメイクの信念が表現されている。
ドメイク最後の作品となった「サン・パウ病院」は、1997年に世界遺産に登録された。敷地内の見学は自由だが、毎日10:15と12:15には英語によるガイドツアーも行われているということなので、参加してみても良いかもしれない。
サン・パウ病院の楽しみ方
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