画家グレコが過ごした世界遺産の街
世界遺産の街「トレド」は1500年の歴史を持っており、マドリードからは南に70kmの場所に位置する。三方をタホ川と言う川に囲まれたローマ時代からある城塞都市である。ユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教という3の宗教から成り立つこ「トレド」はレコンキスタが完了すると、スペイン大国の政治的中心地として繁栄した。ギリシャ出身の画家エル・グレコが後半生をこちらで過ごし、多くの作品を作り出した場所でもある。また、トレドは象嵌細工(マサパン)が有名である。金や銀の糸で銅版に象嵌細工を施すこの技術はイスラム教徒から伝えられたもので、シリアのダマスカスに因んでダマスキナードと呼ばれている。
「トレド」の観光には主要スポットを巡るバスが運行しているので、それを利用すると便利だろう。チケットは1日有効で、乗り降りも自由だ。
トレドの楽しみ方
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