になった紹興酒の甕(かめ)を壁に利用したもの
鹿港には、市内にたくさんの史跡がある。観光マップにも、丁寧に紹介されているが、実際に、その場所を探すのは、難しいのだ。これまで何度も鹿港に行って、今回、初めて見たのは、「甕牆(オンチャン)」。甕牆は、空になった紹興酒の甕(かめ)を壁に利用したもの。鹿港のお金持ちの家に、昔よくみられたもの。
メインストリートでもある中山老街の警察署の所に看板があったので、細い路地へ。「甕牆は?」警察の白いスクーターが数台止まっているバイク小屋のところに、「甕牆↑」と書いてあり、上を見たところ、隣家の屋根のところから、甕(かめ)がいくつか並んでいるのを発見。長さ4メートルくらいだ。なるほど、甕を並べてベランダの柵のようにしてある。今は、欠けたり色あせたりして、風化した雰囲気が歴史を感じさせる。鹿港には、そのほかにも、たくさんの史跡が紹介されているが、街の中にちょこんとあるものだったりするので、以外と見つけにくいのだ。
甕牆の楽しみ方
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