山村

仁寺洞ギル中ほどから東向きに細い路地を入ったところにある「山村」。ガイドブックなどの地図には載っていないような路地なので、正直わかりにくい場所にある。仁寺洞ギルのINSAアートプラザより少し三一路寄りに「山村」という木の看板の下がった乾物屋さんがあり、その角を路地に入って道なりに進んだ行き止まりに位置する。
ここは日本で言う精進料理でヘルシーな「韓定食」がいただける。予約なしでも、店内がすごく広いので、平日はよほどの団体客でもいない限り大丈夫だろう。日本語の通じる店員さんもいるし、日本語メニューもあるので、安心だ。

店内には靴を脱いで上がるようになっており、客席はすべて石張りのオンドルのようだ。 

予約なしだったからかもしれないが、メニューは精進韓定食（W39,600）のみ。内容は肉・魚一切なしで山菜・野菜中心の料理で、かなりのボリュームがあって、完食が厳しいほどだ。メニュー上では20品となっていますが、その中の1品が「山菜ナムル7皿盛り」だったりするので、実際の皿数はさらに多い。他に蕎麦粉クレープで山菜を巻いたものやトンチミの汁で食べる素麺、どんぐり餅、海藻を使った料理、焼きたてのチヂミなど、料理の種類も趣向が凝らされていて、とにかく盛りだくさん。

お酒はビール・焼酎から伝統酒まで各種そろっているようである。ちなみに焼酎はW7000。 

そして、おそらく毎晩、20時から1時間ほど伝統芸能のショウタイムがあるようだ。2名の舞い手と1名の唄い手が交互に約1時間、さまざまな舞と唄を披露してくれる。伝統的な曲だけでなく、モダンな曲での舞もあり、目先が変わって楽しめる内容だ。唄は「パンソリ」といわれるものだろう。意味はわからないながらも、渋い声と鮮やかな語り口に聴き入ってしまう。

食事をいただきつつ、気軽に間近で韓国の伝統芸能や美しい民族衣装を堪能できるのでオススメの場所だ。

仁寺洞の入り組んだ道の先にある寺刹式韓定食を頂ける店です。

メニューはこれ１つのみで、後はお酒が選べるのみです。

山菜のみでこれだけの品ができるのかと感心するほど、

いろいろな料理が並べられてきます。

味はあっさり目で、ヘルシーな料理です。

また、最後にはこだわりの菓子と薬膳風のお茶が出てきます。

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